資産形成・承継をサポートするデジタルプラットフォームサービスを開発

第一生命の資産形成・承継領域における、デジタルプラットフォームサービス「資産形成プラス」の構想策定から開発、管理・更新までエンドツーエンドで支援しております。

具体的には、第一生命が目指す姿をいかに新たなサービスとして形成できるか、ユーザーにとって継続的に利用していただくための優れた価値提供の整理など、ゼロベースの構想策定から関与しました。コンセプトやサービスのモデルが整ったところで実装化に向け、クリエイティブ開発・ブランディング構築を実施。更にはUI設計や会員基盤のシステム連携など、サイト全般の開発までを一貫して伴走しました。サービス開始後は、管理・更新を担当しております。

また金融イノベーションの取り組みを表彰する制度『Japan Financial Innovation Award 2024（JFIA 2024：ジェイ・エフ・アイ・エー、以下JFIA2024）』において、「資産形成プラス」およびBaaSが金融機関カテゴリーにて受賞いたしました。

第一生命「資産形成プラス」

2023年にスタートした、第一生命保険株式会社が「資産形成・承継」領域において独自コンテンツを提供する新デジタルプラットフォームサービス。「資産寿命シミュレーション」「ネットバンクサービス」「投資・貯蓄性商品紹介」の3つのコンテンツを展開。

クライアント課題

価値観の多様化や長寿化により、「保障」だけでは顧客の満足が得られない
資産形成・承継に対する世の中の関心が高まっている
iDeCoや積立NISAが登場し、資産形成・継承に関心を寄せる年齢層が低下しており、デジタル機能を活用した取り組みが求められた

ADDIXご支援内容

サービス構想策定
-　デザイン
-　外部環境調査/競合調査/キーワード調査
-　ターゲット設計（ペルソナ作成、ターゲットマッピング、カスタマージャーニー）
-　コンセプト開発(サービスコンセプト、サービス名称)
-　ワークショップの実施
開発
-　BaaS（楽天銀行・住信SBIネット銀行）サービスとのシステム連携構築
-　顧客基盤を含む全体システムの構築
-　サービスクリエイティブ開発（ロゴ、キャラクター、Webサイトデザイン、Webサイト構築、アニメーション、広告）
-　サービスコンテンツ開発（新規コンテンツ設計、ライティング）
管理更新
-　サービス運営計画の策定
-　顧客基盤やCMSの更新・管理

成果

金融機関に求められる非常に高いデータ連携・管理のセキュリティレベルに柔軟かつスピード感をもって対応
デジタルと対面の両方のアプローチが求められる中で、UIやUXなどデジタル分野の課題をデジタルユーザー目線で解決
短期的な視点では、ネットバンクサービスの口座開設数やページへの来訪者数の面でお客様に好評
Japan Financial Innovation Award 2024「金融機関カテゴリ」にて、「資産形成プラス」およびBaaSが金融機関カテゴリーにて受賞
※Japan Financial Innovation Awardは、金融イノベーションの取り組みを表彰する制度で、金融分野における情報通信技術を活用した先進的な取り組みを促進し、業界内でのベストプラクティス共有を図ることに加え、企業グループや業種の垣根を超えたオープンイノベーションのさらなる拡大が狙いです。2023年中にプレスリリースされた金融関連のイノベーション案件を300件以上抽出し、先進性・成長性・金融業界変革の可能性といった観点から決定されています。（詳細はこちら）

（継続ご支援中）

「資産形成プラス」での顧客体験概略図

構想策定では、ユーザーにとっての体験価値を見出し、サービスモデルを立案。

市場調査及び分析、ターゲット像及びカスタマージャーニーの策定の一例

第一生命の持つ既存サービスやターゲット顧客をヒアリングし、市場調査を含む分析を行った上で、ユーザーに有益なサービスへ昇華させるコンセプトを策定しました。

第一生命「資産形成プラス」ロゴ

ステートメントに書かれている「資産形成プラス」で提供される様々なサービスが、結び合わさることで資産形成が叶うよう、「叶結び（かのうむすび）」をモチーフにデザインしています。また、資産形成が、大切な今と未来の資産はもちろん、心や健康、暮らしにもプラスに働き、あなたの人生そのものを豊なものに変えていけることを願い、「＋」という記号を足しています。

キャラクター「いまカエルみらいカエル」

「今を変える」「未来を変える」のコンセプトから生まれたカエルのキャラクター。 Webサイトの各ページでナビゲーターの役割をしたり、フライヤーやポスター、バナーにも登場しサイトの親しみやすさを印象付けます。